ニューヨークへ引っ越してきてからしばらくの間、日本人の多い地域に住んでいました。
現在は日本人が学校に数人しかいない地域に住んでいます。
日本人の多い地域・少ない地域に住んでみて、自分が感じたメリット・デメリットを書きたいと思います。
これからアメリカに赴任される方の参考になれば幸いです。
日本人の多い地域のメリット
- 日本人会(日本人によるPTAのようなもの)がある
→ 引っ越したばかりの頃は、学校の子と・町のことなど色々と教えてもらえる
→ 母子ともに日本人のお友達を作りやすい
→ 困ったことなど日本人に相談できる
→ 現地の子供・親も日本人に慣れているので友達になりやすい
- 学校が日本人に慣れている
→ 日本語で成績表や連絡をくれる学校もあり
→ ESLクラスが充実している
→ 英語が話せない高学年中学生の子供でも現地校へ通いやすい
- 日本スーパー、塾、日本語の通じる病院が近くにある
日本人が多い地域に住むと、日本語が通じるので母子ともにストレスを一番少なくアメリカ生活をスタートすることができると思います。
また英語もわからないままアメリカの学校行かされる子供にとって、同じ学校・同じ学年に日本人がいるだけで安心感があります。
うちの息子も登校初日の朝は顔がこわばっていましたが、同じクラスに日本人の男の子がいたので、迎えに行ったときには笑顔で「楽しかった!」と言っていました。
学校も”日本人”にも慣れているので、ESLクラスや学校からのサポートが充実しています。また現地の子供たちも日本文化を分かっているので仲良くなりやすく、例えば日本スタイルのお弁当を食べていてもからかわれることがありません。
日本人の多い地域のデメリット
- 学校やクラスに日本人がいると、学校にいる時も日本語を話してしまう
- 日本人の友達がいるので、アメリカ人の子と友達になろうとしない
→ 英語の習得が遅れる
- 「英語が話せる/話せない」や「日本語の話し方がおかしい」など、日本人同士でいじめが発生する
長くアメリカに住んでいる子は英語が話せるので、先生から新しく来た子のお世話を頼まれます。初めは仲良くできても、だんだんお世話するのが煩わしくなってきたり、からかったりすることもあります。
うちの息子もどちらの立場も経験し、どちらの言い分もわかるので難しい問題だなと思いました。
わが家がやった解決策としては、何かわからないこと・助けが必要なことがあれば、日本人に聞くのではなく先生に聞くようにさせました。日本人の子に教えてもらうのは簡単ですが、その間その子の時間を取ることになります。
「学校で分からないことはまず先生に聞く」ようになって、
先生から「最近よく質問してきてくれる。何が分かっていないのかがチェックできるので、助かります」と言ってもらえました。
日本語が通じるとついつい甘えてしまいますが、アメリカの学校なので、英語を話すように子供に意識させることが大切だと思います。
子供も大変ですが、親も親で大変なこともあります。世界中どこへ行っても日本人は日本人。いわゆる「ママカースト」で悩んでいるお友達もいます><
日本人の多い地域のメリットデメリットまとめ
こうやって書き出してみるとデメリットが多いですね。なんでだろう^^;
でもスムーズに英語や学校に慣れることができたので、渡米直後は日本人の多い地域を選んで良かったと思っています。
お子さんがコミュニケーション能力があり誰とでも仲良くなれる性格なら日本人の少ない地域、大人しい性格や英語ができないことを恥ずかしと思ってしまうようなお子さんなら日本人の多い地域など、
お子さんの性格や英語のレベルによって、地域を選ばれると良いかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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