アメリカの小学校転入方法!学年を落とした方が良い?

アメリカ小学校転入方法 学校・教育

日本とアメリカでは学校の学期の始まり、学年の区切りが異なり、またアメリカでは希望すれば学年を落とすことができます

今回は、就学年齢の子供さんと連れてアメリカへ駐在で来られる方へ、アメリカの小学校への転入方法、学年の決め方などをご紹介したいと思います。

アメリカの学校の学期・冬休み春休みの時期は?

アメリカの学校はだいたい9月第1週目に始まって、6月に終了します。(地域により数週間前後します)

ホリデー休暇はクリスマス前日~1月1日まで。そのほかに冬休み・春休み(Winter Recess・Spring  Recess)がそれぞれ1週間ずつ、2月と4月にあります。

日本と比べ冬休みや春休みが短い分、夏休みは6月下旬から3か月弱もあります。日本に一時帰国したり、サマーキャンプに通ったり、毎年夏休みはお金がかかりますよ^^;

アメリカの学校への転入方法

アメリカの学校への転入方法をご紹介します。

アメリカ駐在になると、まず旦那さんが先に一人で赴任して、家の契約が終わってからご家族が来られるパターンが多いですよね。

お子さんの学校の転入手続きは、家が決定したら、最寄りの公立学校のオフィスへ電話かEメールで、子供を転入させたい旨を連絡します。

住所によっては違う学校の校区になる場合もありますので、自宅の住所を忘れず伝えてくださいね。

オフィスに必要書類を取りに行き(Eメールで送ってくれる場合もあります)、必要事項を記入します。

次に、アメリカの学校に通うには学校指定のメディカルフォームの提出が必須です。

お子さんが渡米したらすぐに病院で健康診断を受けましょう。その際、これまで日本で受けてきた予防接種の記録が必要です。母子手帳は忘れずに持参してくださいね。

※日系以外の病院へ行く場合は、日本語の予防接種名に英語訳を記入しておくとスムーズです。

アメリカと日本では予防接種の時期や本数が異なるようで、だいたい追加で予防接種を受けなくてはいけない子が多いです。

うちの息子はツベルクリン反応のチェックが必要だったので、メディカルフォームが完成するのに1週間かかりました。

予防接種が終わらないと学校に通うことができず自宅待機するはめになります。できるだけ早く病院の予約を取って、健診を受けましょう。

転入手続きをまとめると
①家が決まり次第、最寄りの公立学校へ連絡
②子供が渡米次第、健康診断を受ける
③必要書類とメディカルフォームを学校へ提出
これで転入手続き完了です。

アメリカの学校・学年はどうする?落としたほうがいい?

アメリカの学年の区切り(cut-off date)は州によって異なります。

私が住むニューヨークでは、1月~12月末生まれが同じ学年になります。10月~12月生まれが日本で言う早生まれですね。

6月生まれの10歳。今日本で5年生の子供のアメリカ学年はどうなるの?

満11歳になる年の9月からアメリカでは6年生です。

上の子の例では、4月に日本で5年生になったばかりですが、9月からニューヨークへ転入すると6年生になります。

5年生はたった4か月で、いきなり6年生に学年が上がってしまうのです。

これは英語のできないお子さんの場合は特に心配ですよね。学年が上がれば上がるほど、学習レベルの英語に追いつくのが大変になります。

学校により学年を下げることを認めないという場合もあるようですが、英語のレベルや子供の性格などを説明すれば受け入れてもらえると思います。

わが家もプリンシパル(校長先生)に事情を説明して、上の息子はダウングレードさせてもらいました。

近所に住んでいるアメリカ人の男の子は12月29日生まれなので、ダウングレードしています。学習面やスポーツ面で有利になるので、わざとダウングレードさせる家庭もありますよ。

もしかすると学年を落とすことに傷つくお子さんもいるかもしれませんが、1つ学年を落とすことで自信や余裕を持って学校生活を送れるんだよと伝えてあげてください。

子供の英語力・環境適応能力・性格によって、学年を下げるのか、そのままのアメリカの学年に入るのか決められるのが良いと思います。

アメリカの学校転入までにしておくこと

オンライン英会話

現地校転入を決めた時点で、まず英語の勉強を始めましょう。少しでも知っている言葉があれば、子供も安心できます。

個人的には、この時点では質より量だと思うので、安いオンライン英会話などを利用して、毎日英語に触れさせてあげてください。

アメリカの学校システムを説明する

アメリカと日本では学校のシステムやルールが異なります。

アメリカには日本のように時間割がなく、休み時間もありません。トイレに行きたくなったら、授業中でも行くことができます。というか、行きたいと言わないと、休み時間がないのでトイレに行くことができません。(息子は先生にトイレに行きたいと言い出せなくて一度おもらししてしまいました^^;)

まずトイレに行きたくなったら手を挙げて「May I go to the bathroom?」と言えるように練習しましょう。忘れてしまうといけないので、カードなどに書いてあげてもいいですね。

水が飲みたい場合も同様です。

わが家は「わからないので、もう一度説明してください」「気分が悪いです」などもカードに書いて数日学校に持たせていました。

スクールサプライの確認

アメリカの学校では、個人の筆箱やお道具箱を学校へ持参しません。学期が始まる前に予め次の学年で使うスクールサプライ(school suply)を購入し学校へ送っておきます。

オンラインで購入できる場合もあれば、リストを見ながら自分でお店に買いに行く場合もあるので、転入が決まったら、学校のオフィスへスクールサプライについて問い合わせてください。

アメリカの小学校転入方法まとめ

アメリカの小学校転入についてまとめました。

特に難しい手続きは必要ありません。ただし健康診断には時間がかかる場合があるので、早めに取り掛かってくださいね。

子供が現地校へ転入したら、子供が楽しく学校生活を送れているかよく観察して、一日でも早く慣れることができるようサポートしてあげてください。

私自身人見知りで、新しい環境が苦手でしたが、親が頑張らないと思い、同じクラスの子供に声をかけたり、積極的にプレイデートを計画したりとやってきました。

現地校での楽しい学校生活や友達作りはきっと素晴らしい経験になりますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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